フランス

『養子』に対する、日本とフランスの考え方の違い

こんにちは、おたふらです。

今回は、日本とフランスの養子縁組に対する考え方の違いを書いていきます。

普段あまりこうした「養子縁組」について考えることはないと思いますが、調べていてすごく興味深いテーマだなと感じたので、みなさんと共有したいと思います。

日本とフランス、制度自体も異なるので、どちらが良いどちらが悪いとかではなく、「こういう違いがあるんだ」という気持ちで見てもらえると嬉しいです。

フランスでは、「国際養子縁組」が一般的

フランスでは、西洋人同士のカップルがアジア系やアフリカ系の子どもを連れて歩いている姿をよく見かけ、養子なのだとすぐ分かるのだそうです。

日本では、日本人同士のカップルが養子を育てる場合、その子どものほとんどは日本人ですよね。しかし、フランス政府の養子縁組に関する情報サイトによれば、フランスでの養子縁組の80%は、両親がフランス人で養子が外国人の「国際養子縁組」らしいです。

養子の制度は日仏の両国に存在していますが、養子に対する考え方については日仏の間で相当の隔たりがあるのです。

日本における養子縁組の現状

養子縁組は、大きく分けて2つの制度に分かれます。それが、

普通養子縁組・・・・主に「家」の存続のために作られた制度。養子が実の両親との親子関係はそのままで養親との親子関係をつくるものです。

特別養子縁組・・・・他人の子どもを育てる、子どもの福祉のための制度。子どもが戸籍上も実親との親子関係を断ち切り、養子と実子を同じ扱いにする制度になります。

 

 

 

同じ「養子縁組」でも両者には大きな違いがありますね。

日本では、普通養子縁組は毎年1000件から1500件ほど成立しているようですが、特別養子縁組は毎年300件から400件ほどで推移しているようです。

しかしながら、両親から離れ、施設で保護中の子どもは、30000人ほどいるといわれています。

人道的側面、難易度的側面

日本では、望まない妊娠などで生まれた日本人の赤ちゃんは、国内の夫婦に養子として引き取られるよりも、アメリカなどの欧米先進諸国に渡っていかざるを得ないという状況もあります。

ちなみに、日本は多くはありませんが、近い国だと韓国がかつて「孤児輸出国」と揶揄された、国際養子を多く送り出す国でした。オランド政権の女性閣僚にフルール・ぺルランという政治家がいました。彼女はフランス国籍を持つフランス人ですが、韓国で生まれ、出生後半年でフランス人夫婦の養子になったという生い立ちがあります。

日本の場合、養子をとるときは、家を継いでもらうというような目的が大きく、養子になる子どもは全く他人の子どもではないことが多いようです。連れ子だったり、甥や姪だったりなど親戚縁者であることが多いのだそうです。

日本における国際養子縁組は、そのほとんどは、外国人妻の連れ子を養子にするケースとのことです。

フランスでは、血のつながりがなく、その子どもが外国人であっても、家族として受け入れ育てる傾向があるのだそうです

また、実子がいたとしても、両親のない子どもを育てたいという人道的目的で子どもを養子にするという方もフランスではみられます。

その一方で、本当はフランス人の養子を受け入れたいけど、養子にするための養親としての条件が外国人の子どもより格段に高く、受け入れたくても受け入れられないという現状もあるようです。

フランス人の子どもの養親になるためには、外国人の養子をとるときより講習なども多く、難易度の差が顕著なんだとか。

<おわりに>

ご覧いただいた通り、日本とフランスでは「養子縁組」に対する考え方に大きな違いがあります。

国際養子縁組であろうがなかろうが、子どもを育てるということには多くの責任と覚悟が必要です

なんにせよ、普通に生活しているとこういった問題について考える機会はあまりなかったので、ブログで記事という形にする上で、頭の中で色々考えを巡らせ、整理することが出来ました。

人生の中で、すべての人が「養子縁組」と関わるわけではありませんが、もし自分が仮に全く関わらずに過ごすとしても、こうした問題について知ることはすごく大切なことのように思います。

今後もフランスの様々な制度や文化について学んでいきたいですね。

それでは!!

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