【年齢別】司書資格有り、500人以上の子どもに読み聞かせをした経験から選ぶ、絶対読むべきおすすめ絵本20選【子育て】

こんにちは、おたふらです。

みなさんは「絵本」と聞くと何を思うでしょうか?

幼少期の楽しい記憶?

眠いのに、夜中に子どもにせがまれて何度も読んだ辛い日々?

思い浮かべることはそれぞれ違うかと思います。

絵本の読み聞かせはお母さんお父さんには大変かもしれませんが、子供の成長、言葉や感情の発達にとって非常に重要なものとなります。また、他の人ではなく「お母さんお父さん」が肉声で読んであげることの重要性は言うまでもありません。

今回は司書資格を持ち、500人以上の子どもに読み聞かせをしたことのある僕が、年齢別におすすめの絵本を選んでみました。僕自身には子どもはいませんが、これまで多種多様な性格の子どもと接してきたので、「読んであげたいけど、どの本を選べばいいのかわからない・・」という方はぜひ参考にしてもらえたらと思います。

この記事がそんな親御さんの、絵本の羅針盤になれたら嬉しいです。

お子さんへの素敵な一冊を見つけてくださいね。

「わらべうた」と「手あそび」のすゝめ

赤ちゃんの時期は、絵本だけではなく、ぜひわらべうた」や「手あそび」もしてあげてください。わらべうたは子どもがお母さんのお腹の中にいたときの音に近いメロディーで作られているものも多く、子どもに安心感を与えます。

また、この時期に手あそびで体の色々な部分を触ってあげることで、体の細部から脳につながる神経の発達を促します。

そのうち、おすすめのわらべうたと手あそびの記事も書きたいと思います。

0~2歳半向けおすすめ絵本

個人差はありますが、この頃の子どもはまだ言葉の意味がわかっていない時期です。しかしながら、「言葉がわからないから読まない」という考えは捨てましょう。子どもは読み聞かせを通じて、言葉や感情を脳の中で構築していきます。この時期は、脳の中でどんどんと言葉をストックする時期。たくさん読んであげてください。

日本語はオノマトペが豊富で、赤ちゃん向け絵本は非常に相性がいいです。幼児期から小学生向け絵本は、外国の絵本のほうがおすすめとしてあげることが多いですが、赤ちゃん絵本に関しては、外国よりも日本のほうが圧倒的に進んでいると思います。

もこもこもこ

まずは何と言ってもこの絵本。1番のおすすめと言っていい赤ちゃん向け絵本です。

「もこ もこ」「ぽんっ」など、すべてオノマトペで構成されており、赤ちゃんはその音を聞くと強い興味を示します。

「もこもこもこ」に限らず、元永定正さんの絵本は間違いないです。他にも「ころころころ」や「がちゃがちゃどんどん」なども読んであげるといいでしょう。

きんぎょがにげた

ページのどこかにきんぎょが隠れており、それを子どもが探して遊ぶ参加型絵本です。子どもが泣きじゃくっているときにこの絵本を開くと、スッと泣き止みきんぎょを探し出します。なんど助けられたことか笑

この本は月齢児だとあまり成立しないことが多いですが、1歳くらいを超えてくると探してくれる子どもが増えてくる印象です。

ごぶごぶごぼごぼ

もこもこもこと同様にオノマトペだけで構成されています。夏に読んであげると、お母さんお父さん自身もどこか涼しげに感じられる絵本です。

ページに穴が開いているので、子どもがその穴に指を通して自分でページをめくろうとする姿も見られるかもしれません。

いないいないばあ

言わずもがなですね。日本で最も有名な赤ちゃん絵本と言っていいでしょう。

 

多くの子どもの中で、2人だけ絵を怖がる子がいましたが、あとは全員興味深そうに絵を眺めていました。読んであげると喜ぶと思います。

あなたはだあれ

こちらも上で紹介した「いないいないばあ」と同様に松谷みよこさんの赤ちゃん絵本になります。瀬川康男さんの絵は、線が太くとても優しい色使いをしています。

あなたはだあれ♪」のところでほぼ同時くらいにページをめくってあげるといいでしょう。

たまごのあかちゃん

「たまごから何が出てくるかな?」

そういう絵本です。

僕は出てくる動物によって、読むスピードや声色を変えて読みます。この絵本もリズミカルに読めるように文字の構成がされています。

僕の場合、読んだ回数で言えばこの絵本が一番多いかもしれません。

【2歳半~4歳】

2歳半前後になってくると、簡単で一つ一つの文章が短ければ、物語を理解する能力がついてきます。とはいっても、文章が長かったとしてもリズミカルに読めるものならば十分喜んで聞いてくれます。

小さな子どもは、まだまだ集中力が続きません。一回絵本から意識が逸れても、おはなしの世界に戻ってきやすいように、物語の中で同じようなことが何度も何度も繰り返されるような絵本が望ましいでしょう。

はらぺこあおむし

それでも おなかは ペッコペコ」。

「4 4 5」のリズムで繰り返される台詞は、子どもの耳にもとても聞き心地のいいものです。

そしてエリック・カールさんの絵本の魅力は、何と言ってもカラフルで楽しい「色」でしょう。はらぺこあおむしの他に「ホットケーキできあがり!」や「パパ、お月さまとって!」もおすすめです。

ティッチ

ちいさなちいさな末っ子くん。

「ちいさなものでも、いろんな可能性がある」そんなことが感じられる絵本です。子どもは(特に末っ子の子は)最後の結末をみて、自分を重ね合わせて誇らしく感じるかもしれません。

おおきくなるの

3歳の女の子のお子さんがいる方は特に読んであげてほしい一冊です。テーマは「成長」。赤ちゃんの時は出来なかったことが、あれ?今なら出来る?そんな本です。

お子さんと楽しく話しながら読んであげると喜びますよ。

僕が3歳の女の子に読むと、まず間違いなく笑顔を見せてくれる鉄板絵本です。

ぐりとぐら

最も有名な赤ちゃん絵本として「いないいないばあ」をあげましたが、この「ぐりとぐら」は、すべての絵本の中で、日本では最も有名なものかと思います。

大きくてあまーいカステラ。子どもたちのよだれがたれる光景が目に浮かびます笑

ちょっとだけ

ちいさなお姉さんのお話。

読んだ最後にお母さんが優しく抱きしめてあげると、子どもは凄く安心した気持ちになることでしょう。

4歳~低学年向けおすすめ絵本

この頃は絵本から、絵の少ない読み物に興味が移る前段階。絵本大好き全盛期と言っていいかもしれません。

この時期に限りませんが、子どもは気に入った絵本を見つけると、同じ絵本を何度も何度も「これよんで!」とせがんできます。教育熱心な親御さん的には、もっと違う絵本を読んでほしいかもしれませんが、それは大人の視点でしか物事を考えられていません。

大好きな絵本を大好きな人に何度も何度も読んでもらえる

これが子どもの心の成長にとってどれほど大きなことか。

4歳から低学年向けと一応書きましたが、別に10歳だろうが12歳になろうが、絵本を「卒業」しなきゃいけないなんてことはありません

 

文字の多い読みものに誘導してあげることもとても大切なことではありますが、もしお子さんが大きくなって絵本に興味を持ち続けたとしても、無理矢理子どもから絵本を引き離すことはしないでいただきたいと思います。

年齢を重ねるごとに絵本から感じとることは変わっていき、それらの感情も、子どもの発達心理にとっては大切なことなのです。

三びきのやぎのがらがらどん

ノルウェーの絵本です。

大小さまざまな三匹のやぎのお話。読んでいる最中は、スカッとした表情を見せる子どももいれば、少しびっくりした表情を見せる子どももおり、反応が様々ですが、読んだ後はだいたい気に入ってくれます。

声色を変えて読んであげると、臨場感が出てよりお話の世界に入りやすくなると思います。

はちうえはぼくにまかせて

子ども自身が自分の頭で考えて行動する物語。子どもの自立性を大切に考えている親御さんにおすすめします。

黄色、青、緑の三色だけで構成されており、すべてのページに犬が登場する仕掛けもあります。主人公の男の子が図書館で本を読むページには、以前書いた記事で「おすすめのフランス文学」としてあげた「みどりのゆび」が登場します。

http://opheki102.com/post-117

読者のほとんどは気づかないような仕掛けが細部にわたって数多くある奥の深い絵本になります。

ペレのあたらしいふく

子どもの自立性というところでこちらもおすすめ。

働くということを簡単にでも伝えたい」と考えている親御さんはぜひ「ペレのあたらしいふく」を読ませてあげてください。無駄が省かれた短い文章の中に、大切なことが詰め込まれた一冊です。

ふしぎなたいこ

日本の昔話から。太鼓を叩くとあら不思議、鼻が伸びたり縮んだりするお話です。

はながにょきにょきと伸びるところで子どもは大笑いします。

本を見ないで話す、ストーリーテリングとして、本のプロがよく採用する絵本です。

おだんごぱん

こちらはロシアの昔話です。

少し長いですが、リズミカルに一息で話せるように台詞が書かれており、さながら歌を歌うように読むことが出来ます。子どもも読んでいるときは楽しいですが、最後には少しびくっと怖がるかもしれません。

でもこのびくっと怖がる感情も、とても大切なものなのです

チムとゆうかんなせんちょうさん

チムシリーズと呼ばれています。この一冊だけではなく、続きが何冊もあるとても面白い物語です。冒険ものなので、どっちかというと男の子向けだと思います。主人公のチムを自分と重ね合わせ、ハラハラドキドキ空想の大海原へ出航することでしょう。

しかしながら、アディゾーニの絵は本当に美しいです。

中学年・高学年向けおすすめ絵本

中・高学年向けには、抽象的ではありますが「考えさせられる絵本」をあげています。ここであげている絵本は、中・高学年に限らず、大人にも読んでほしい絵本になります

ちいさいおうち

田舎と都会をテーマにした本。幸福とはどんなものか、そんなことを考えさせられる絵本です。明るい色とグレーを使い分けた配色も見どころです。

ウエズレーの国

子どもの創造性を育む絵本。タイトルにもありますが、夏に読むとことさら楽しい一冊です。

また「人間の偏見」を扱った絵本でもあり、「普通とは何なのか?、普通じゃなければいけないのか?」読んでいるとそういった疑問が頭を浮かんでくる一冊となります。

おいっちにおいっちに

おじいちゃんと孫。

日々体が不自由になっていくおじいちゃんの隣にはいつも孫がよりそっている。本当の絆とは何なのでしょうか。優しい心を育む絵本です。

<おわりに>

さて、いかがでしたでしょうか?

絵本がもつ力や、読み聞かせが子どもの成長に大きな役割を果たしていることは、発達心理学や言語学など様々な研究から証明されています。

子どもの本離れが話題になっている昨今、小さい時から言葉に触れ、物語を通じて感情を育むことは、非常に重要なことなのです。

子どもの笑顔は宝です。

この記事を読んでくれた方が、とりあげた絵本を子どもに紹介し、子ども自身も気に入って大好きな一冊にしてもらえるなら、とても嬉しく思います。

そして読んでくれたあなた自身のお気に入りの一冊になったら、ことさら嬉しいです。

あなたやあなたのお子さんが好きな絵本はなんですか?良かったらコメントしてくださいね。